こんにちは!気温も下がり体調を崩しやすい時期になりましたね。。
皆さま風邪などひかれないようにくれぐれもご注意ください。
さて、今日は建蔽率についてお話したいと思います。
建蔽率とは「その土地に対してどれくらいの広さの1階を取れるか」の割合を示したものです。
たとえば100坪で建蔽率60%の場合は、その土地に建物の1階の面積は60坪まで建築できるというものです。
この割合は建築基準法によって土地ごとにしっかりと定められています。
せっかく100坪の広い土地があるんだったら、
敷地いっぱいまで広い家を建てたいな~と思うのですが…
法律上、残念ながらそれはできないのです。
そしてこの建蔽率が法律で定められている理由にはしっかりとした意味があるのです。
もしも火事などが起こった時に家が隙間なく密集していると、
周辺の他の家に燃え移る可能性が高く、さらに消火活動や避難もしにくくなります。
建物同士の間隔を開けることは、防災のために住民の命を守るためにも大切なのです。
また日当たりや通気の問題もあります。
もしも何の決まりもなく誰もが敷地ギリギリまで大きな家を建ててしまったら…
窓を開けたらお隣さんが目と鼻の先…では快適な生活ができませんよね。。
建蔽率は、その土地が工業用地・住宅街・繁華街などどれに当てはまるかによって割合が決まっております。
これをしっかりと定めることで、街の雰囲気や美観を作り出す効果もあるのです。
次回は『容積率』について
お話ししたいと思います。ではまた!